ホリガー指揮 札響10月定期(2023年)

2023.10.13 (Fri.) 20h02

391760658_7094746647226170_4340602455055651288_n.jpg

札響定期のロビーコンサートにてバルトークの無伴奏ソナタを演奏しました。帰り際に多くの方からお声をかけて頂きとても嬉しかったです(なんと札幌駅でも!)。そして団員の方々から本当に温かい言葉をたくさんかけて頂けて充実感でいっぱいです。皆様に心から感謝いたします。

毎回そうですが、ロビーコンサートのソロも本編の定期も命がけで演奏しました。
原典版で演奏しました。つまり微分音も活かしました。約10年前に日コン3次で演奏した時には全てossiaで弾いていたのが今は悔やまれます。今回はリベンジです。原典版で弾こうとすると解釈が全く変わるし、今では感性や技術の変化(向上だと思いたい)と蓄積によって当時とは全く違う演奏になりました。

ホリガー氏はロビーコンサートを聴いてくださったらしく、終演後嬉しい言葉をたくさん頂きました。原典版であることも気づいていると仰っていました。素直に嬉しい...。3日間の定期リハーサルでたくさんのことを教えてくださったホリガー氏に心から感謝しています。

定期後半ではバルトークの弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽を演奏しました。2nd Vn.(group1)のトップサイドで責任大きく、今回の定期はやり甲斐のある挑戦的な内容でした。首席である隣の桐原くんは相変わらずアンサンブルが上手だしお茶目でとても楽しい時間を過ごさせて頂きました。

バルトークの世界

2023.10.01 (Sun.) 22h52

バルトークの世界をのぞく時、バルトークの世界もまたこちらをのぞいているのだ…なんて。

バルトークの作品にはもちろん学生時代からずっと取り組んできたし、好きだったが、いま、ひたすらアナリーゼしているとだんだんと気が変になりそうになる。開けてはならない箱を開けたような気分だ。

僕は以前、ある夢を2回見たことがある。
真夜中に、極めて巨大で真っ赤な満月と、形も実体もない怪物が星空を包み込むように浮かんでいる夢だ。
何が襲ってくるわけでも、何をされるわけでもない。そもそも形がない怪物とは何だ?
唯一言えることは、あれ以上恐ろしい夢は見たことないということ。
そしてその時の恐怖感がバルトークを勉強したり練習していると襲ってくるということ。



しかし、飲み込まれることは間違いなく、音楽家の使命ではない。

音楽家としての使命を全うしろ。